州立ボホール島大学の紹介

州立ボホール島大学は、フィリピンのボホール島にある国立大学で、2015年に50人の新入生が入学することが決まっています。しかし、パソコンはインダストリアルデザイン学科に10台しかなく、卒業後にデザイナーやデザインに関わる業務に就くのが難しい状況です。

 

現地から届いた寄贈の依頼

ボホール島大学の校舎には、デジタルものづくり工房であるFabLabがあり、学生による活用を活性化するためにデザイン系のソフトウエアの授業や問題解決型授業(問題を発見、解決していく授業)の強化を行いたいと考えています。また、反転教育(課題を授業前に行い、教室で演習を行うことで知識やスキルの定着率のあげることを目的にした教育手法)の事前課題にも利用予定です。対象であるインダストリアルデザイン学科の50名の生徒に対して、パソコンが10台しかないという状況であり、これを改善するために新たに10台のパソコンを必要としています。

 

日本から用意したパソコン

EMCジャパン株式会社より寄付いただいたパソコン10台を寄贈しました。2015年8月末に日本よりフィリピンに送り、9月にボホール島大学に届いて授業で活用されています。

 

現地での使用状況について

これまで、デザインを学ぶ学生になくてはならないパソコンがなく、さらに昨年の震災の影響により授業自体が満足に行えないという異常事態でしたが、今回のパソコンの寄贈により、ようやくパソコンを使用した授業が執り行えるようになりました。この寄贈を機に授業を本格的に開始することができるようになり、デザイン系ソフトウエアの実習だけでなく、パソコンを使った反転教育(課題を授業前に行い、教室で演習を行うことで知識やスキルの定着率のあげることを目的にした教育手法)や、問題解決型授業(問題を発見、解決していく授業)を行えるようにしていき、ボホール島を背負っていける人材育成に取り組める環境を作って参りたいと思います。現在は後期カリキュラムの作成を作成しております。その際に動画を使った事前学習を取り入れることで、できる反転教育を目指しております。これにより、学習の定着をはかることができ、より室の高い教育を目指すことが可能になると期待されます。来学期の終了時 (3月)より、インターネット設置に向けて動いていきたいと考えております。

また、フィリピンではスマートフォンやフェイスブックの普及により、パソコンやインターネットに対しては親しみがあります。しかし、私の派遣されている大学の学生はほとんどパソコンを持っておらず、教育現場でも普及していないため、パソコンの適切な扱い方を知りません。マニラなどの都市に行くと、東京にいるような感覚にさえ陥ることさえありますが、教育の現場にまで、特に地方へはその発展が及んでいないことを感じます。
ただ、実際に働く際はパソコンのスキルは必須であります。社会に出て行く前に一通りのスキルや考え方を身につけさせなければと感じております。青年海外協力隊としての残り任期一年で何をどこまでできるかわかりませんが、精一杯活動させていただきます。

  • 私たちと一緒に活動する