Children Internationalの紹介
Children Internationalは、フィリピンのケソンシティを中心に貧困層の子ども達向けに医療提供を行っている国際的なNGOです。本部はアメリカにあり、フィリピンの他に10以上の国に活動を展開しています。
現地から届いた寄贈の依頼
CIが運営する12の学校にパソコン環境を整えたいという依頼がありました。この地域ではインフラ整備がまったく進んでおらず、パソコンは一部の高校にしか設置されていませんでした。しかし、先生たちは子ども達の将来を考えた場合のICT教育の必要性を認識しており、各学校の先生たちの声が集まって今回の依頼という形で私たちの元に届きました。
小学生の段階でパソコンを使える必要性がどのくらいあるのかという点については、一番言われたことが高校に進学した際に必要になるため、小学生のうちに基礎的なスキルを教えたいということでした。フィリピンの高校では、宿題作成や生徒同士のプロジェクトなど、パソコンを使って作業する時間が増えてきます。プレゼン資料はパワーポイントをばっちり使いますし、そのようなスキルがないと取り残されてしまいます。実際に、家が貧しくインターネットショップでパソコンが使えないために学校に行きづらくなってしまうこともあるらしく、スキル学習やインフラ面での環境をもっと整える必要性があると考えられます。
日本から用意したパソコン
富士ゼロックス株式会社より寄付いただいたパソコン10台を寄贈しました。2013年8月にゼロックスの社員2人と共にCIを訪問し、その際に寄贈してきました。
現地での使用状況について
現地ではCIのボランティア教師が時間割を作り、ワード、エクセル、パワーポイントといった基礎スキルをしっかりと教えています。パソコン教室にはエアコンも完備してあり、メンテナンス機能も含め万全の状況で活用してもらっています。