e-Educationの紹介

e-Educationは映像授業を活用した教育事業を通じて、「最高の授業を世界の果てまで」を理念とし、全ての若者が可能性に挑戦できる世界の実現を目指しています。これまで7カ国9地域で展開しており、フィリピンでは、マニラとミンダナオ島の二つの地域でプロジェクトを実施しています。ミンダナオ島プロジェクトでは、現地の教育局(カガヤンデオロ市とカミギン島)と提携し、主に貧困などの理由のため中退を余儀なくされた高校生を対象とする高卒認定プログラム(Open High School Program)を支援しております。具体的には、映像教材を活用することで、同プログラムの課題点であった教師不足と難解な教科書問題を解決しています。これまでは、教師不足の故、音楽の教師が数学を教えるなど、満足いく教育ができない実態があります。また、予算面で教科書が圧倒的に不足しているに加え、教科書は英語で記載されており、英語教育をしっかり受けなかった中退高校生たちの負担となっています。さらに、数学の教科書では解答プロセスが省略されており、補足説明がないままほとんどの生徒がつまずいております。教師がいなくても学習でき、母国語で補足説明を加えた映像教材は生徒たち学習方法を改善しました。教科書を読んだ直後に実施したテストと映像教材視聴後のテストの点数を比較分析すると、平均で約15%~20%の点数向上につながっております。

 

現地から届いた寄贈の依頼

教員不足及び教科書問題は4年以上現地教師と生徒が訴えていた切実な課題でした。映像教材はそれらを解決するに効果的であるものの映像を放映するデバイスを準備しなければ機能しません。しかし、現地のPC環境は生徒142人(2015年5月時点)に対してノートPC1個と劣悪な状況でした。Class for Everyone様から提供いただきました21台のPC機材をカミギン島、山岳地帯及び周縁部の生徒たちに寄贈したことで、生徒対デバイス比1対7を達成することができました。現地での授業実施環境が整ったことで、現地の生徒と教師の教育熱に奮起しており、大幅な学習効果向上の成果を関係者一同確信しております。現在では、Class for Everyone様の継続的な支援により、とりわけカミギン島の知事、教育局長(カミギン島文科省トップ)、7 名の村長と定期的に打ち合わせを行っており、生徒数の増加及び学習環境の改善につながっております。

 

日本から用意したパソコン

EMCジャパン株式会社より寄付いただいたパソコン20台を寄贈しました。2015年9月に日本よりフィリピンに送り、10月にカミギン島に届いて授業で活用されています。

 

現地での使用状況について

PC機材の寄贈は地域の巻き込みを意図して行われ、地域ぐるみで活用されております。e-Educationは現地教育局と7つ村の自治体と覚書を締結し、PC機材を自治体オフィスにて保管し、教育局の教師がPC機材を生徒の家へ貸出をするなど総合的な管理を行います。PC機材を生徒が住む村に配置することで、アクセス面で学習環境が改善されました。こちらの画像は、パンダン村の自治体オフィスにてPC機材を活用して学習している中退高校生たちです。PC機材には全ての教科書の電子データおよび映像教材が保存されており、教師不足と教科書問題に悩まされていた生徒たちは喜々として学びに注力しています。今年度までに140名を超える生徒たちにPC機材を活用した教育を届けます。

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