プリスタン第七学校の紹介

プリスタン第七学校は、キルギスの首都ビシュケクから車で6時間程度の位置にある、年間を通して観光客の多いカラコル市の北西に位置するプリスタン村唯一の学校です。全校生徒は350人程度で、日本でいう小学校から高校までを兼ねた11年制の学校になります(義務教育は9年生まで)。このうち、IT教育の学習対象は、7〜9年生になります。

 

現地から届いた寄贈の依頼

スマートフォンやタブレットが急速に広まっていることに対し、自宅にパソコンがある家はまだ少ない中で、特にプリスタンは小さな村のためその傾向が強い状況にあります。学校では新しいPCと古いPCが混在しており、セキュリティ面は勿論、スペックの違いからOffice等のプログラムを使った授業の進行に支障が出ています。古い端末では強制終了で作業していたものが消えてしまうことも多く、教師側としても授業のためにもなんとか全てのPCの環境を揃えたいと思ってはいますが、予算がなく実現の目途が立たないのが現状でした。

 

日本から用意したパソコン

EMCジャパンより寄付いただいたパソコン6台を寄贈しました。2016年5月に日本よりキルギスに送り、2016年8月に現地に届いて授業で活用されています。

 

現地での使用状況について

寄贈前は画面のフリーズや突然の電源オフなどの問題が多いWindows XPの端末が半分を占めていました。このため、端末の問題で課題の提出ができずに終わる生徒も多くいました。寄贈されたノートPCをそれらの古い端末の代わりに利用するようにした結果、生徒が同じ条件で課題に取り組むことができるようになっています。
また、授業を進める上での問題となっていたOSの混在、ひいてはOfficeソフトやプログラミング用プログラムのバージョンの違い等も解消されました。今まではプロジェクターを使って半分の生徒に対して説明を行い、その後違う環境の生徒に対して個別に説明を行うという方法を取らざるを得ませんでした。結果、自分で作業できる時間に差が生まれ、「どうせ提出には間に合わない」とやる気の減少を招いていました。
今回、一定以上のスペックがある端末が揃ったことで、その全てに同じOS,各種ソフトをインストールして同じ環境を用意できるようになりました。このため、作業の説明が一度で済み、生徒の作業時間が増えています。同様の理由で導入することができなかった、より平易なプログラミングを行えるScratchを活用した授業への取り組みも計画されています。授業を持たない学年の生徒にとっても、確実に動く端末が増えたことでレポートの作成作業などに取り組みやすくなっています。このため、放課後などにPC教室を訪れる生徒も増えてきました。

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