マータースメモリアルセカンダリスクールの紹介

マーターズメモリアルセカンダリスクールはパプアニューギニアのオロ州ポポンデッタに位置するアングリカン系キリスト教学校です。
日本の中学3年生から高校3年生に相当する生徒約800名と教員32名が在籍しています。教員住宅と学生寮を敷地内に持ち、ほとんどの生徒と教師は学校敷地内で生活しています。

 

現地から届いた寄贈の依頼

ICT技術の発展とグローバル化の進展により、同国においてもPCに関するスキルが就職や進学において求められています。
しかしながら、教育現場には予算が十分に行き渡っておらず、PC環境を用意できる学校とそうでない学校の間で情報格差が生じています。
弊校においては、外国からの寄付で生徒用PCの室にデスクトップパソコンが導入されましたが、老朽化が進み、現在10台のみ稼働中です。
1クラス40名の授業では、クラスを2つに分けて、20名の1グループにし、かつ1台のパソコンを2人で使用することで授業を行っています。
一つのグループがパソコンの操作を習っている間、他のグループは教室に残って板書の書き写し等をしており、生徒一人あたりのパソコンを使用する時間が少ないことが問題となっています。また夜間の自主学習時間にPC室を生徒に開放し、調査やレポート執筆ができるようにしておりますが、台数が少ないために使いたくても使えないといった状況が発生していました。
生徒のコンピュータを学ぶ意欲は高く、授業外でもPCを使わせて欲しいと訪ねてきます。こうした教育の機会を逃さないように、生徒の将来のためにも、十分なICT教育環境が望まれています。

 

日本から用意したパソコン

(株)アンカーネットワークサービス様に提供いただいたパソコン52台を寄贈しました。
2016年10月に日本よりパプアに送り、2017年2月に現地に届いて授業で活用されています。

 

現地での使用状況について

以前は全部で9台だったPCが42台に増えたことによって、生徒全員が1人1台のPCを利用出来るようになりました。教室で待機する時間や共有でPCを使う時間がなくなったため、一人ひとりのPCスキルが向上しています。また、時間を効率的に使えるようになったため、授業の質も向上しています。
授業は週2コマのICT授業をG11及びG12の全クラスを対象に行なっており、ボランティアと新任のICT教師の二人で分担して教えています。授業はマイクロソフトオフィスのワード、エクセル、パワーポイント、アクセス等の使い方を実際にPCを使用しながら教えています。以前は夜間学習時間にしばしばPC室が満席になり、使いたくても使えない生徒が出ていましたが、現在は十分に使えるようになり生徒の学習機会を逃すことがなくなりました。

今回のPC寄贈に合わせ、今年から国家共通試験のICT科目を受験するコースが設置されました。希望者はICTを重点的に学び、情報系やその他の大学進学後もPCを積極的に活用することができるようになると思われます。
10台のPCは各学科室及び事務室にPCを設置しました。これまで個人のPCを用いて業務を行っていたため、データの管理や共有が十分にされていませんでした。学科に共有のPCを設置することで、各教員がテストや成績を保管する場所としての活用が期待できます。またPCを持っていない教員の作業用PCとして用いられています。

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