What is MOBi Project ?

このプロジェクトによって目指すのは、途上国の地方が抱える遠隔地という問題を解消し、どんな場所に住む子ども達にも平等なICT教育機会を届ける仕組みの構築です。様々な国と地域でパソコンを届けてきましたが、どの途上国にも共通するマイナス要素を挙げるとなると上記の2つの問題が前提として立ちはだかります。エネルギーに関してはソーラーパネルを使うことで、大規模送電網に頼らない自然エネルギーを活用したオフグリッド型の発電システムを構築します。もう1つの課題が遠隔地に住む子ども達にどのように教育を届けるかということですが、移動型のインフラ(図書館)を構築することで解決を目指します。

 

フィリピンのケース

このプロジェクトは、フィリピン共和国バタンガス州タナワン市の小学校にパソコンを寄贈した際、各学校での施策を行う中で顕在化した問題を解決するべく、現地の有識者と学校の先生達によって考案されたモデルです。現地で課題となっている各学校ごとのICT教育の質の差、地方のインフラの未整備、そして電気に関するエネルギー問題を解決する目的で、EVの屋根にソーラーパネルを設置し、内部にパソコンやICT教育に必要なデバイス機器、通信機器を搭載して各学校を周遊できる移動型ICT図書館を構築します。これにより、各学校内でパソコンを管理する必要性もなくなり、教育コンテンツやインターネットの使用についても質の高い環境を平等に各学校に届けることができるようになります。小学校における子ども達のパソコンの使用頻度についてはある程度制限が掛かりますが、短時間でターゲットとする学年に良質な教育を行うことができ、かつ学校内での盗難等の危険性もなくなるというメリットがあります。

 

タンザニアのケース

アフリカのタンザニアでは州に1つしか図書館がないため、貧しい農村部の子どもたちは本に触れるために片道3時間の道のりを歩かなければならないこと、学校で十分な性教育が行われないため、性や命に関する知識の乏しさから小中学生で望まない妊娠をする少女たちが多くいる問題の解決を、移動型図書館の発想で目指していきます。

私たちが届けるデジタル絵本の中には、新福が製作した「Tatu na Mbili(少女の望まない妊娠をテーマにしたスワヒリ語の絵本)」があります。子どもたちはこの絵本を読み、感想を共有したり、予防策を話し合ったりすることで、性/生に対する考えを深めます。

タブレット端末のデジタル絵本は、耐久性に優れ、多くの子どもが繰り返し読むことができるのに加え、動画や教育ソフトを使用した新しい教育プログラムを搭載することも可能なので、授業の内容については、現地の助産師や教育系NGO、さらに小学校・中学校の教員らと話し合いを重ね、内容を吟味しながら進めていく予定です。

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