ジェンダー平等
のための性教育
妊娠・出産によって
学校に通えなくなる
そんな女の子たちがたくさんいる
若年妊娠を予防するために
助産師さん達とタンザニアで始めた
ウフループロジェクト
妊娠・出産によって
学校に通えなくなる
そんな女の子たちがたくさんいる
若年妊娠を予防するために
助産師さん達とタンザニアで始めた
ウフループロジェクト
自分の未来の可能性を
守るための性教育
19歳までに妊娠・出産をする女性の割合が56.7%で、年間8,000人の女子生徒が妊娠を理由に学校に通えなくなる。そんなタンザニアの話を聞いたのが2015年の2月でした。若年妊娠の予防・啓発をする取り組みを行いたいと動いていた助産師チームを団体に招き入れ、2016年より本格的なプロジェクトを立ち上げました。そしてその先に、ジェンダー平等を考えるきっかけを作っていきます。
1, クラウドファンディングを使っての資金調達
アクセスが悪く、教科書なども十分にないタンザニアの山間地域に住む子ども達に、どうやって新しい教育機会を届けるかを考えたとき、1つの方法として辿り着いたのが移動図書館という形でした。どんな悪路でも走ることのできる車に必要な教材を詰め込んで、定期的に出前授業を届けるために、ランドクルーザーを購入し改造するための資金をクラウドファンディングで集めることにしました。結果的に350万円を集めることができ、現地で調達した車体を移動図書館仕様にしました。
2, JICAの草の根技術協力支援事業として採択
若年妊娠予防を目的に、本格的なプロジェクトとして動きだしたのは2017年4月からでした。JICAの草の根技術協力支援事業に採択され、2年半で1000万円という事業予算が確保できたのです。ここで対象小学校43校、セカンダリースクール15校の調査を行い、各学校を周遊しながら若年妊娠を予防するための性教育授業を実施していきました。実施中に集計したデータをもとに、理事の新福達を中心に論文も作成しました。
3, JICA事業の2回目
コロナ禍によって1年の延期を経て、2021年4月より2回目となるJICA事業も開始しました。現地のパートナー団体主導で行っていた若年妊娠予防の教育プログラムを、現地の学校教師と生徒主導で実施できるようにサポートしていきました。また、教育庁や警察庁とも緻密に連携し、小学校の生徒が妊娠しないための環境を地域全体で作っていくことを目指しました。結果的には80校を超える学校にプログラムを広げ、若年妊娠するケースを減らすことに成功しました。