途上国の教育の質を向上させるために

平均出生率が5を超える途上国のローカル地方では、子ども達の数に比べて学校や教師、教材の数が圧倒的に足りず教育の質が極めて低いという課題があります。例えばアフリカの地方小学校では、1人の教師に75人の生徒がいたり、1冊の教科書を10人で共有して使っていたりするのが普通です。また、世界では10億人が電気を使えず、40億人がインターネットにアクセスできない生活をしていると言われていますが、インフラが整備されておらずアクセスも悪い地方ではICT教育環境を整備することも容易ではありません。従来の基礎的な教育不足に加え、21世紀を生き抜くうえで必要不可欠なICTスキルを持てない子ども達が増えてしまい、情報・教育格差がますます拡大するという深刻な状況が生まれています。しかし、こういった状況だからこそ変革のチャンスがあるとも言えます。仮に先進国と同じ環境が途上国に揃えば、経済成長が促進され絶対的貧困の人口を現在の3分の2にまで減らせると試算されているように、ICT教育環境を整えることで教育の質も劇的に改善できる可能性があるのです。

 

What is TASUKi Project ?

TASUKi Projectは、日本で使われなくなったパソコンやタブレット端末などデバイス機器を個人・法人から寄付してもらい、リユースしてアジア・アフリカを中心とする途上国の地方にある学校やNGOなどに寄贈し、現地に住む子ども達のICT教育を促進するプロジェクトです。日本のような先進国でデバイス機器が余っている一方で、途上国ではデバイス機器を手にすることができない貧困層の人々がたくさん存在し、先進国と途上国の間における情報格差だけでなく、途上国内における教育や収入格差を助長させる一因にもなっています。このような日本のモノ余りと途上国のモノ不足の両方を解決し、結果として途上国に住む子ども達に様々な機会をデバイス機器を通して提供していくことを目指しています。

2012年の団体設立当初から実施しているプロジェクトで、先進国と途上国という切り口で世界の情報格差を是正することを目的としています。デバイスを寄付してくれる人々と、それを必要としている人々を”つなぐ”という意味を込めてタスキという名前が使われており、現地からの申請内容を元に一定の審査基準を満たす団体へ寄贈されます。

 

世界で1人1台スマホを持つ時代へ

日本で使われなくなったパソコンを集め、途上国のICT教育に活用するために始めた本事業ですが、スマホやタブレット端末の台頭もあり、ニーズに変化が起きていると感じています。また、音声入力などの普及もあり、今後の10年間でパソコンという形がなくなる可能性も考慮しなければなりません。タイピングがなくなれば、そのスキルが使えなくなり、今までやってきた教育内容の一部も意味をなさなくなるのです。そういった変化も含めて、例えばパソコン1台をどのように活用したら一番効果的かという点から再考する必要が出てきます。以前には、1人1台に近いICT教育環境を作るということを目指していましたが、将来的に使えないスキルを学ぶよりは、プロジェクターとセットにして映像教育に活用する方が子ども達にとって効果的かもしれません。また、今後についてはスマホ・タブレット端末へのシフトという点は外すことができません。2011年には「パソコン寄付」と検索した際に、ウェブサイトが一番上に出てくるという点を重視してきましたが、構成なども含め事業の形式を変えていかなければいけないと感じています。

 

デバイス機器を寄付してくださる方へ

私たちは、パソコンやスマートフォン・タブレット端末を企業や個人から寄付していただいております。
寄付の手続きは下記のような形です。詳細はこちらをご参照ください。

 

デバイス機器を途上国で活用したい団体の方へ

弊団体へ寄付していただいたデバイス機器についてはリユースし、パソコンの場合はマイクロソフト社のウィンドウズおよびオフィスのライセンス(英語版)をインストールして、各途上国で活動する団体や学校へ寄贈されます。寄贈プラグラムではあるものの、リユースやライセンス費用、輸送費に掛かる実費はいただいておりますのでご留意ください。

詳細につきましては、info[@]class4every1.jpにご相談ください。

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